Q30523
「フィラリア予防薬の注射法は危険だ」ってホント?
かた先生は、どうしてフィラリア予防を、注射ですることを勧めているのですか? 「注射は危険だ」と、言う話を聞いたことがあります。
実際は、どうなのでしょう?
福岡市 コーギー〔3歳〕 金太郎の家族
フィラリア予防の「注射」は、危険だと言う方が、確かにいらっしゃいます。便利なほうが、良いんじゃないの?こう言う質問には、いつもこういう風に答えています。
これは、「街でよく聞く、根拠の無い話」に近い話と思います。
どんなものでも、100%安全なものなど存在しません。多少のリスクがあっても、「この方がより良い」と考える方向に、私たちは「日々の行動の道」を選択しているのです。さて、まずどのくらい危険かを数字・確立で、説明いたします。
フィラリアの予防注射を、受けて異常反応(副反応)が起こる確立は10万分の27頭(0.027%)です。一般の病気予防の混合ワクチン注射を受けて発生する副反応確率は1,000分の3頭(0.3%)です。このことは、多いのでしょうか? 危険なことなのでしょうか? 抗生物質の注射を受けても、その程度の確立で副反応はあります。
私は、福岡県民です。 福岡県民、500万人の内の1人です。その福岡県民の内、年間35,000人の方が交通事故に遭遇しています。事故に遭遇する確立は1,000人に7人(0.7%)です。多くないですか?それでも私は、毎日車を運転していますし、外出もためらわずします。
フィラリアの予防注射の副反応発生確立は、「その交通事故にあう確立の、20分の1」です。 それでも、多いと言えますか?
毎月飲ませるタイプの予防薬を、「毎年1~2ヶ月間分忘れてしまう方が100人に16人(16%)位いる」と言うデーターもあります。
この方がはるかに危険だと私は思っています。 だから、注射で予防するのが良いのです。
それにね、内緒話ですが「フィラリア年間予防を注射で受けている」と、毎年の予防開始前の、「血液検査が要らない」のでお得です。
だから、かた先生はお勧めするのです。便利で経済的です。