Q33601
猫も夢を見るの?犬も夢を見るの?
かた先生、こんにちは。いつも先生のお話は面白く、楽しみにして読んでいます。
今日は、猫の寝姿を見てふと気付いて、その後づ~と疑問に思っている質問をさせて頂きます。家のミーミーちゃん(猫、3歳、メス)は、寝ている時、よく足を動かしたり顔をピクピク動かしたりして、なにかやたらと楽しそうなんです。この前、その様に寝ているときに体をゆり動かしたら、すごく驚いたように飛び起きました。やっぱり、猫や犬も「夢」を見ているんですかね?寝とぼけたりすることもあるんですかね?
かた先生、教えてくださーい。 素朴な疑問でごめんなさい。
福岡市 ミーミーちゃんの姉ちゃん
おっと来ましたね。ニャンやワンがいる平和なご家庭で、必ずある会話の一つが、これ。ペットの寝顔を見て「今きっと夢を見ているんだろうね」と言うもの。安心しきって熟睡しているときには、猫でも犬でも人のように仰向けに寝ていますよね。もちろん「イビキ」もかきますし、「寝言」も言っているように聞こえます。すやすや寝ている赤ちゃんを見ていると、癒されるように、ペットの寝顔・寝姿からも癒されるものです。
思わず、笑顔になってしまっている自分にふと気付いて、自分が自分に「照れてしまう」事もしばしばあります。かた先生は日頃「コワモテ」で通している人ですから。そうそうオデコにはソリコミも入れております(「ハゲている」と言う人もいるのですが、実際は毎朝ソリ込んでいるのです)。
さて「猫も夢を見るの?」「犬も夢を見るの?」の疑問にお答えします。みのもんたさん風に言えば「大正解」と言うことになります。ニャンもワンもちゃ~んと人と同じように夢を見ます。また、「寝ぼける」事もあります。
猫も犬も、いや猿・チンパンジーを含む一般的に、「高等動物」と言われる動物たちの脳の構造は、人間とほぼ同じようにできています。(ここから少し、かた先生らしくのチョッと専門用語が入ります。)だから、その眠りのパターンは「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」を繰り返していく「混合パターン睡眠」であることが解かっています。
猫も犬も人も同じような睡眠パターンなのです。おまけに、「脳内の記憶機能」も類似しているのです。脳内の別々の部分、つまり食べ物の取り方やニオイ、そして危険体験等の生きていくためや生活していくために「重要な忘れてならないことを記憶しておく場所」と、今日あったことやチョッと楽しかったことなど、生存にとって「それほど重要でない体験を記憶しておく場所」とに、それぞれの記憶が別々に記憶されていることも解ってきています。
そして、そのことはコンピューターの記憶装置に例えると、生存にとってそれほど重要でない日常生活体験記憶部分、つまりすぐ忘れても良い日常生活にそれほど支障が無い部分の記憶(メモリー)容量が、人のそれに比べて著しく小さいので、すぐにメモリー放出をしていかないと、またすぐに満杯になってしまう。だから、あまり長時間保存ができず、すぐそのメモリー放出をして新しい記憶を入れる準備をするのです。その「メモリー放出」は、寝ている間に特に多く出されます。そのときが「夢を見ている」時なのです。この意味からして、「ニャンやワンは、人より夢をおおく見ている」と言っても過言では無いでしょう。
ミーミーちゃんは、日々貴方の傍で安心しきって寝ているのでしょう。しかし、その眠りの中には「深い眠り」と「浅い眠り」が混在していて、それを繰り返して睡眠しています。そして、その「浅い眠り(レム睡眠)」のときに、ミーミーちゃんのメモリー放出があり、この時に「夢を見ている」のです。だから、そのレム睡眠の特徴である「眼球が動いたり」、それにつられて顔面の筋肉も時々動くのです。それが貴方の表現にある「なにやら顔をヒクヒクと動かしたりして、何かやたらと楽しそうなんです」。その表現そのものが「レム睡眠」を指します。そのとき急に揺り動かされ、突然眠りから覚めると「脳が混乱し、寝とぼける」ことになるのです。
たぶん、そのときミーミーちゃんは、大好きな貴方にダッコされて、お口をベロベロなめている楽しい夢を見ているのでしょう。そして、貴方が外出先から帰ってきて嬉しくって、のどをニャーゴロ・ニャーゴロ鳴らしながら貴方の足元に顔をおこすり付けて、お出迎えをしている夢を見ているのかもしれません。その声が寝言です。
今回の質問は、「ニャンもワンも大好きな貴方と遊んでいる夢を見ているのだ」と言う、夢のあるいいお話でした。それでは、今度は、「私のこのホームページを出して、ニャンに私の顔写真を見せてやってください」。そうすれば、ミーミーちゃんは「私のホッペにチュッとする夢」を見てくれるかもしれません。じゃ~、ミーミーちゃんによろしく。グッドラック!